「脱原発」によせて_「今」やるべきこと
投稿日:07.19.2011|カテゴリー:Blog, 原発事故・地震・天災|コメント・トラックバック:0件
管首相は「脱原発」を掲げました。内外でさまざまな意見が出ています。
ふと思い出したことがあります。
矢野哲治さんが子供達に向けて発した考え・言葉です。
2009年子供達の夏の自由研究「川を通じて環境を考える」から抜粋。
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矢野さんの考え、
若い頃は、全てのダムに反対しました。
今、目の前のダムに反対を唱えても、どうしようもありません。
今あるダムは、壊す前提で作られていません。
無理にこわすと、自然が壊滅状態になります。
ですから今後、老朽化などで、ダムを壊す必要がある場合、
その方法を考えなければなりません。
そのためににも、若い人達は、沢山勉強してください。
ダムの問題を考え、大切に使わなければいけないことを忘れないでください。
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ダムも原発も同じ。
自然破壊も怖いですが、
今あえてシステムの大きな変化を実施すると、社会構造の崩壊につながりかねません。
今「脱原発」の議論は、人間破壊・ネットワーク破壊に至るかもしれないと危惧します。
今は緊急時。やるべきことがちょっと違うと思います。
今は、安全に必要最小限の原発を早く稼動可能にし、
必要な電力を確保する。
その上で、
将来のエネルギーマップを作り直し(脱原発も大いに結構)、
実現可能(今の太陽光・風力などはちょっと非力)にすることと思います。
このままでは、杜甫 春望 。。。
国破れて山河在り
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺ぎ
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火 三月に連なり
家書 万金に抵る
白頭 掻けば更に短く
渾て簪に勝えざらんと欲す
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