「教える」と云ふこと

投稿日:10.11.2011|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

仕事柄だけではないと思いますが、家庭でも「教える」場面が多々あります。
どんな教え方が良いのか・・・受け手が誰かによりまったく異なります。

ざくっと、
 家庭・・・子供達
 大学・・・社会人
 会社・・・OJT
 仕事・・・お客様
など。
以下、個々にみていきましょう。

<先ずは家庭・・・子供達>
 問題の考え方、答えの導き方、作る人の気持ちなど頭に思いついたことを全部、言葉と絵にし、「子供たちの声」を待ちながらゆっくり話していきます。子供達が間違えた時、こちらの反応は「え?、ほんと?」とか「ブー」とか「間違った答えの例を示」し再考を促します。ゲーム感覚で間違ったことにくよくよさせません。逆に、初めからできる子なんていないと励まし、どんどん意見を求めます。解らないときは例題を出したり、身近な問題に置き換えて親近感を沸かせるようにします。正解のときはもちろん「ピンポン、ピンポン、ピンポン!」です。

<大学・・・社会人(不定期ですが大学で教えています)>
 短時間で効率よく教えたいが故、教える側は対象者の能力・バックグラウンドを知ろうと心掛けます。事前にアンケートをしたり、ヒアリングをします。これが無い場合は、受け取り側が最悪チンプンカンプンになります。すべてを教える余裕はどちらにもありません。その場で解決していくことが重要です。わからないときは言葉を換えてできるだけ例題を揃え、理解を促します。つまづきは意外にも言葉の理解だったりします。

<会社・・・OJT>
指導と共にお互いに高めあったりする場面もあります。「教うるは学ぶの半ば」ということも強く感じます。仕事では往々にして解らない・未知な部分があります。そのようなときには互いに知恵を出し合ったり、意見を聞きます。先輩から後輩へは伝承という意味で、受け手はできるだけ早く要求事項を吸収して、一人前を目指します。教える側は明快な筋道が必要です。最短・最善・最良の答え・筋道を準備しなければなりません。

<仕事・・・お客様>
仕事柄、開発要件が入っている指導・教育となることが多いです。仕事として「教える」は、明快な「成果」が前提です。それを実現するために、実施前に内容を完全に構築し、各企業様(受講者)に合ったようにします。「独り立ちできる人材育成」要素が多いことも確かです。ですので上の3つの要素が絡んだものになります。短時間に成果を上げるには膨大な知識(アカデミックバックグラウンド)が必須であるとともに、物事を論理的考え、構築することのできる「手法」の習得が重要です。それらが足りない場合は、お客さまにとって足りないシステムづくりのお手伝いを通じて、成果を上げられる環境を整備します。

以上まったく異なる「教える」は・・・教える側も受け手も 「馬力」が必要であることに変わりがありません。ですから、楽しくいきたいものです。

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