視点を変え、世界観を変える・・・本川達雄先生の講演会
投稿日:06.25.2013|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件
面白い!実に。 久しぶりだ。
先週6月21日(金)、蔵前工業会「歌う生物学者」東京工業大学教授 本川達雄先生の講演会に出席。先生は「ゾウの時間ネズミの時間」「生物学的文明論」など?!の書籍が多数。
私の書棚にも「ゾウの時間ネズミの時間」があります。
講演会から(石川のフィルターを通していますので悪しからず):
時間・空間の捉え方(西洋と東洋)。
例えば
法隆寺と伊勢神宮 (どちらも同じころの建築物)
法隆寺は世界遺産
・・・しかしながら、大部分の構成品は当時の物ではありません。
伊勢神宮は世界遺産にたぶんなりません。
・・・今年は式年遷宮。20年に1回、全てを新しくするからです。
法隆寺は西洋の絶対時間、絶対空間の中で高い評価が得られるものの、
伊勢神宮は両者において全く価値を見出されない。
科学の思考パターン(西洋)
⇒時間=神の時間=ユダヤ・キリスト教=絶対時間(+絶対空間・・・ニュートン)。
システムが大きくなると、中で働かない者が出てくる。
しかしそのシステムをある適正な大きさに分割するとみんなが働くようになる。
(小さすぎると各個の負荷が大きくなる)
生物(哺乳類)
心拍数は体重の1/4乗に比例する。
消費エネルギーは体重の1/4乗に反比例する。
時間(寿命)×消費エネルギー=30億J
時間(心拍数)×消費エネルギー=2J
・・・代謝する量が時間のスピード⇒エネルギーを使うと時間が早く進む
他には
子供のこと
老人のこと
経済のこと
環境のこと
など
・・・を生物学者の視点から述べられていました。共感する部分が多い・・・。
定義変更は天地をひっくり返す・・・かも。
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