8/9、24追記:北里大 馬渕先生「バナナの皮が拓いた世界」

投稿日:06.21.2015|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

2015年6月20日、東工大(蔵前工業会)東海支部の総会で先輩である北里大学医療衛生学部 馬渕 清資教授 「バナナの皮が拓いた世界」(イグノーベル賞)の講演を聞きました。

決してふざけた話しでなく、極めてアカデミック。 funny interesting のどちらも欠けていない絶妙さ。
馬渕先生は人工関節の研究をなされていて、
関節の摩擦(摩耗)の少なさをバナナの皮を滑るがごとくと例えた自らの論文・書籍がきっかけでこの研究を始められたそうです。
論文に書いてみたものの本当にバナナの皮は滑りやすいか?後日調べたが、しっかり論証された論文などが無く、結果自分自身で実験したそうです。それも恥ずかしいから学生のいない夏休みに。

寺田寅彦がモデルになっている坊ちゃんの話し(宇宙とコマが同じ法則で説明できる・・・)や、
潤滑は・・・生物に由来するものでしか実現できないとか、
未だ、人類は偉そうに言っても食べ物を生物に由来するもの以外から得ていない、
即ち、まだまだやる事がいっぱいある、

8/9追記:
30年の役目が終わり、体から取り出された人工関節の現物を持参されました。摩耗が全くなく、人工骨の有効性が実証されました。しかし、ここで問題が・・・。当時の指導教官は他界されている。検証時間を要する成果が故人のものと今の学会・論文では考えられていない。今後たくさんこのような事例が出るのではないでしょうか?とのこと。・・・知的所有権について考えさせられました

など知的好奇心をくすぶられました。
良い出会いを得られたことに大変感謝しております。

また、久しぶりにお会いできた諸先輩方の活躍に力を頂戴しました!
来週~、「た※ざわ」で祝いをしましょうと
約束してお別れしました。
同窓会の醍醐味!。

追伸:東工大と関係の深い一橋大学の関係者も今回参加されていて、
以下の案内がありました。

8/24追記:
2015年11月28日土14:00-
第6回一橋大学中部アカデミア(一橋大学)主催の
「日本の国家財政を考える~破綻か再建か~」
の講演会が名駅前ミッドランドホール(ミッドランドスクエアオフィスタワー5F)
で開催されます。私も是非、行ってみたいと思います。
無料・先着200名との事、
早めに申し込まないと。
—受け付け開始は9月上旬

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