角パイプ11 : 角パイプの重量計算・下(テクノ・コラム)
投稿日:08.24.2010|カテゴリー:TechnoColumn|コメント・トラックバック:0件
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Φ92という丸パイプをご存知の方、いらっしゃいますか?
丸パイプの事をご存知の方は、このような中途半端(?)なサイズは無いことを知っています。
Φ89.1の次は、Φ101.6なのです(電縫管)。
何かこれも中途半端なようですが、インチサイズが基本となっているので、このように飛び飛びなのです。
ところで本題に戻りますが、大きな声では言えませんが、角パイプを作る造管機では、途中丸鋼管を経由していて、Φ93.2とかその近辺の丸パイプサイズを持っています。しかし、これが世に出る事はほとんどありません。あくまで角パイプを作る為の丸だから販売しないのです(現実的に、角パイプを作るラインで丸パイプを製品として得るには結構大変です。成形後の下工程がそのような設備になっていないからです)。Φ93.2を絞りながらΦ92までもって行く事は充分に可能です。別の言い方をすれば、大抵の丸パイプを作るための造管機は、外径を数%絞るスタンドがあります。
直ぐ横道にそれてしまいます。話を戻します。
JISに掲載されている、STKR 100×50×t3.2のコーナーはどの様な仕様になっているでしょうか?
表の断面積の項目をみると、左の図のようなコーナーアールRgは2tの数値でした。JISのSTKRは2tRが基本形状です。
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