構造解析03_結果の見方 (Techno Column) 

投稿日:10.24.2010|カテゴリー:TechnoColumn|コメント・トラックバック:0件

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メッシュについて、ひとこと。
つい10年ほど前は、多くの研究者が学会でこのメッシュに関する成果を報告していました。
(今はメッシュで発表とはなかなかいかないのではないでしょうか?)
もうその技術が現場でガンガン利用されていると考えると、スピードが凄い!と感じます。
とはいえ、メッシュの切り方が画一化されているのではなく、
現在でもいろいろな考え方で、研究や開発がなされています。


改めて、既出の絵をよく御覧下さい。
解析結果

色の表示が「あばた」なのがお分かりになりますでしょうか?
これは、メッシュの大きさや形が現れています(影響しています)。

左の縦の棒・スケールにご注目下さい。
最上位が最大応力の値で、モデルでは赤色に表示されます。
小さな値が青色となります。
ここで縦のスケールにおいて、注目する数値は、
  最上位:2.17e+008 N_m2
  最下位の一つ上:2.17e+007 N_m2  (最下位は6.85e+003)ですが、
この数字の意味するところは、
  H鋼内部の力のかかり具合(内部応力)が、10倍違うという意味です(e+008~e+007)。
  真っ青(最下部の数字)は最上位の数字に比べ約1/100000の応力。
乗数となる右上の数字(オーダー)に意識を集中してから、前の2.17を見るようにしましょう。
右上の数字(乗数)は10倍、100倍と変化していきますが、前の数字は数字分だけです。
ご留意下さい。
先ずは、赤(最大応力)がどこの部位に発生しているかを汲まなく探す。
そして、その赤表示の最大応力の数字は右上の値(乗数)に注目しましょう!
(当然、単位も注意してくださいネ・・・N_m2=N/m2のことで、1m2当たり~Nの意味です)
そして、このH型鋼内で、差(変化率)がいくつなのかに注目して下さい!。

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