ものづくり 3D-CADは七変化(改訂20110802)
投稿日:11.04.2010|カテゴリー:TechnoColumn|コメント・トラックバック:0件
昨今、設計業務には3D-CADが必須となって参りました。しかし、
3D-CADはそれぞれの企業で使われ方が全く異なります。
3D-CADは「ワイヤーフレーム」「サーフェス」から主力が「ソリッド」に移行することにより操作性、直観性が向上して、相当使いやすくなった上、相互性(CAMなど)も極めて良くなりました。
ただ、敷居が低くなったといえども、多くの設計機能が入っており、
各企業によって必要な機能なりが異なります。
3D-CADの機能・操作方法は膨大です。
その中から取捨選択しながらこれを修得し、
その上で、企業ノウハウを積み上げていくことこそ、重要課題と考えます。
何故か?
3Dデータがただのデータから、ダイレクトにその他の業務に影響を与えるからです。
FEM解析、NCデータ、3Dプリンタなど
すべてが3Dデータが元になります。
得てしてありがちであった、設計者があいまいさを残したままの図面では、
今後益々良い製品ができない状況になります。
従来の2Dによる設計では、どんなに正確に設計図を書こうにもあいまいさを含んでいましたが、
3Dデータは2Dに比べられないほど多くの情報を盛り込むことができます。
一方、新たな不確実性も現れますが…。
正にそれこそが企業のノウハウや技術力となるわけです。
そこで、3Dデータを扱う中で、3つの関係があると思います。
製品設計者、企業様
そのデータを用いて加工する企業
上の二つと異なる、製品開発者、製法開発者
です。これら3者には、3D-CADがまったく別のものに映ると思います。
以下の図をご覧頂くと、3D-CADが七変化していることが良くわかると思います。
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